サイトへ戻る

やれるだけやる

· 授乳,お産

コロナ禍、外出制限、梅雨の長雨を乗り越えて

およそ1か月で5人、

赤ちゃんが生まれました!

予定日より2週間も早かったり、

破水したものの、陣痛開始まで時間がかかったり

陣痛開始したものの、途中で陣痛が弱まってしまったり

分娩翌日に乳腺炎になったり

産科クリニックの突然の閉院で、つむぎに転院してきたり

なかなか陣痛が始まらなくて、予定日より10日も遅れたり

危険で緊急という出来事ではないけれど

それなりにいろいろな出来事があり、

なんとか母子ともに安全な妊娠・出産・産後の経過になるよう

神経を張り詰めた1か月余りでした。

それぞれの妊産婦さんとは

妊娠中から時間をかけて、ていねいに信頼関係を作ります

想定外の出来事が起きそうなときに

どうすると進むことができるか

ともに考え、話し合い、納得したうえで

産む女性も、手伝う助産師もできる限りのことをするということ

今回、様々な経験を通じて再認識しました。

だから、お互いに信頼しあうことは

やっぱり、とても大切なことなんです!

医療の手を借りず、

自然に、自分の力で赤ちゃんを産みたいと助産所に来ます。

ところが助産所の分娩はガイドラインで

期間、時間、症状、など、とても細かく制限されているので

数々の制約の範囲内で開始~終了しなければなりません。

実はそれが、大きなプレッシャーだ!とおっしゃる妊婦さんもいます。

もちろん、私たち助産師にとってもプレッシャーです。

プレッシャーを妊婦さんに与えないよう、

笑顔で

でも、ガイドラインで決められている意味を忘れずに

冷静な判断をする

頭の中ではぐるぐると

このくらいの時間には、ここまでお産が進んでいてほしい、、、

こういうサインがでたら医療機関に電話連絡し、搬送を決めようなど

あらゆることを想定し、

どうすれば陣痛が強くなるのか、

どうすればリラックスできるのか

どうすればその人のホルモンがちゃんと分泌されるのか

考えて、できる限りのことに取り組みます。

医療や薬品で陣痛を強くすることができないので、

開業助産師にできることは限られています。

一人一人の妊産婦さんから教わった

これまでの経験を頼りに、一つ一つていねいに

注意深く、取り組んで、

無事、お産までたどり着いた時には

本当に幸せな気持ちになります。

 

みなさん

無事に生んで下さって本当に感謝!

サポートに入ってくれた3人のベテラン助産師さんたち

改めて、仲間の大切さを感じた機会でした。