· 授乳

出産から続いて始まる母乳育児

1日に何回も乳頭を吸われるので

傷ができたり、腫れたりの痛みに加え

授乳時間に拘束されて眠れない、食べれない、

トイレにもゆっくり入れないなど

日常生活もままならない状況に陥りがちです。

こういった状況が落ち着いて、

母乳育児が軌道にのるには大体二ヶ月ほどかかると

沢山のお母さんたちを見て来て感じます。

特に赤ちゃんが飲む以上に

たくさん乳汁を作ってしまう体質のお母さんは

余ってしまう乳汁による乳房の張りや

張りすぎで溜まった乳汁のしこりから生じる痛みのせいで

胸が締め付けられるような

なんとも苦しい気持ちになりがちです。

おっぱいは心臓に近い部分に位置しますので

そういった苦しい感覚は当然といえば当然です。

先月、つむぎ助産所のすぐ近くがご実家という

産後一ヶ月母乳育児でひどく悩んでいたママがいました。

出過ぎるおっぱいのせいで

しょっ中つまりや張り、痛みを抱えて来院しました。

マッサージの時にお話を聞くと号泣し、

その時はもう大丈夫と笑顔で帰るものの

数日すると不安になるようで、

時間に関係なく、何度か電話で相談にも対応します。

元々の住まいに戻られた後も頻繁にお電話がありました。

しかし、実際の対面ケアも必要でしょう

お住まいから通える地元の助産院をご紹介しました。

昨日、ご実家のお母さんが

手作りのケーキを持参くださって笑顔で私を訪ねてくださいました。

どうやら、紹介した助産院で助産師にたっぷり話を聞いてもらい

元気になった様子と。

今週は近所のショッピングセンターにママ友と出かけたと

たいへん喜んでいらっしゃいました。

遠く離れた地で子育てを(実際には母乳育児を)悩んでいる娘

ご実家のお母さんの心中も

さぞ穏やかではなかったと思います。

さっそく、紹介した住まいの近くの助産院にお電話しました。

同じ開業助産師同士、初めて会話するとは思えないほど

意気投合しました。

紹介したママは居住地に戻って一人孤独な育児。

母乳の不安やストレスはかなり深刻だったようで、

夜間もいつでも困ったら電話するんだよと24時間体制で

サポートしつつ見守り続けてくださったようで

感謝です。

母乳育児が辛いという女性に

私たち開業助産師ができることは、

昼も夜も、助けてと言われれば話を聞き、気持ちを受け止め

苦しいその時期、

なんとか自分の力で乗り越える事ができるよう

後ろから、横から、倒れないよう支えること。

お産と違って、そこには特別な知識や技術が必要ではないですが

”いつでもどうぞ”という時間を差し出せる心構えと、

ゆっくりお母さんになっていく女性を批判せずに

それで良いんだよと根気強く待って、見守る姿勢が

必要なんだと思います。

今の時代、待ってくれる人が

周りにどれくらいいますでしょうか?

助産師がどれだけ熱意を持っても

こうしたケアを一人ですることは限界があります。

しかし、こんなふうに助産師の仲間につながる事で

切れ目ない助産師の支援ができるもので

お母さんにとって良いことですし、私たちも嬉しいものです。

助産師つながりっていいものですね。

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