· お産

第1子の出産のとき

日赤医療センターでのオープンシステムを利用し

(健診は助産院で、分娩の時に日赤医療センターで私が分娩介助)

長い長いお産に付き添って赤ちゃんが誕生したその時

「次もワタナベと産む!!!」と

うれしい言葉!を発してくれた方。

今回、第二子を妊娠したと喜んで

つむぎを訪ねて下さったのですが

助産師が取り扱える分娩のガイドラインから外れてしまいました。

ですので分娩介助はできませんが、お産の時の付き添いという役割で

日赤医療センターに同行することになりました。

付き添いとはいえ、

痛いときに私に気を遣うことのないよう

いつものように妊娠中からの関係づくりに務めます。

予定日近くには時々ご自宅や助産院で会って、

身体のマッサージをしながら、たわいない話に花を咲かせます。

 

気を許した関係でみせる言葉と表情で、

その人らしさを知って、

お産の時にもその人らしく振舞えるような

そんな関係を築きたいと日頃から思っています。

おしゃべりをたくさんして、準備万端で待ちましたが

結局、予定日を5日超えた日の健診で、

羊水が少ないという診断で入院することになりました。

朝の促進剤開始時より病院で付き添います。

「こんなの痛くな~い」とベット上でふてくされていましたが、

前回の出産のときはどうだったか、

おしゃべりしてをしながらいろいろ思い出していると、

お昼頃より会話がとぎれとぎれになり、険しい表情になってきました。

痛くなると立って動き回りたくなる方です。

(前回もそうでした)

立ち上がり、ベット柵につかまり、しゃべる余裕がないだけでなく

ご主人や私の声掛けに、一切返答がなくなってきました。

発作時には一生懸命呼吸を整えています。

 

分娩の急激な進行に備え、

病院スタッフからはベットに横になるよう指示されますが、

「Neun!」と険しい表情で呼吸することだけに集中します。

前回のような自然な陣痛で自由に過ごしていた姿とは全く違います。

ただただ、呼吸することだけに集中してくれるから

赤ちゃんに酸素が十分に供給されるのでしょう

胎児心拍モニターでは赤ちゃんの心拍も本当に元気で

呼吸の持つ力に改めて驚きました。

少し、ため息のような、いきみのような呼吸に変わったところで

耳元で、小さな声でベットに横になることを提案したところ、

納得してコロンと横になってくだいました。

 

さぁ!産むタイミングです。

医師の診察、助産師の分娩の準備が滞りなく行われるや否や

強烈な自分のいきみと促進剤の後押しでベビーが元気に誕生しました。

出血が多めでしたので、様々な処置が次から次へと行われ

赤ちゃんとの時間を楽しんだり、おしゃべりしたりする時間を

持つことが出来なかったせいだからでしょうか、

翌日の午前中のメールでは「まだ、Labourの気持ち」と。

 

それは大変なことです!

慌てて出産の後の気持ちのケアのため病院に面会に向かいます。

病院に到着直前のお昼くらいには

「もう、元気になった、大丈夫」とメールが入り、

到着するといつもの笑顔母乳育児に取り組んでいました。

出産後の気持ちのケアはただただ、話を聞くこと。

陣痛中、分娩直後、赤ちゃんの様子、自分の身体のことなど

あらゆる場面で、前回と今回の分娩前後の違いや

その時感じた感覚になどなど、、、なんでも聞きます。

そして、それが良いとか悪いとか共感も批評も助言もしません。

そうかそうかと、できるだけ、ただうなづき聞くことに務めます。

どこで、どんな出産をしようが

お産を終えた女性が、こうしたお産の話を守られた環境で

だれかにただただ話すこと。

お産を終了する、大切なプロセスではないかと思うのです。

病院を少し早めに退院し(早く帰りたいと自分で交渉したようです)

自宅に戻った顔は晴れ晴れ、

自分のペースで好きなように、いつもの楽しそうに育児をする姿を見て

これで私の役割も終了!とちょっとホッとしました。

1週間目には「今日は天気がいいので、散歩ね~」とウキウキ

10日目には次の妊娠をいつするかという話題も出ていてビックリ!

苦しかった出産はもう過去の出来事となり

赤ちゃんの成長とともにママもすごい勢いで成長します。

そうそう、先日赤ちゃんの体重チェックに来た時に

もう一度、お産の感想を聞いてみたところ

「う~ん前回は日本語で少し考えて答えたけれど

今回はドイツ語以外頭に浮かばなかった」(ドイツ人ママです)と

促進剤で本能が大いに刺激されたのでしょうね~。

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