私の出身地は北海道の旭川市
山に囲まれた盆地ですので魚は珍しい食材です。
子どものころは、魚商のおばちゃんが来ると
おおはしゃぎでトングを右手に
玄関まで魚をお迎えに行ったものです。
焼きたてのホッケ、漬物、味噌汁が
ご馳走でした。
サケは冬のタンパク源でした。
今年、新生児周産期学会では
切迫早産や感染症、産後の鬱、子どもの成長発育が
食事、特にビタミンDに関係するというテーマの
研究がたくさんありました
世の中のトレンドはビタミンD!
季節の変わり目の9月
乳腺炎でつむぎに来る人は通常の3倍です。
昨日も今日も朝から高熱をだしたというママが来所。
ご本人たちは自覚的には風邪の症状はないものの
声が鼻声だったり、かすれていたり
客観的にみると上気道感染の症状があります。
風邪のウィルスが喉や鼻から侵入すると
咽頭に近いリンパ節が腫脹します。
そうするとリンパ節に近い乳腺を圧迫して
乳汁の通り道を妨げしこりになり、
赤ちゃんの強い吸引力と引っ張りあって
乳頭に小さな傷口ができ、、、
そこから私たちの常在菌である
黄色ブドウ球菌が入り込んでババーンと発熱。
さて、この季節の変わり目の上気道感染予防に
効果的と思われることは
①たくさん温かい飲み物を飲むこと
(乾燥すると喉にウィルスがくっつきますからね)
②ビタミンDを摂取すること
(新しい知見です。調べてみてください)
ビタミンDは今や自然の抗生物質といわれていて
魚(サーモン、しらす、ツナ、メカジキなど)
きのこ類、牛乳、ヨーグルト、卵、朝食用シリアルなどに
豊富に含まれているようです。
もちろん、サプリメントでとっても良いそうです。
母乳育児
身体も心もブルーになる乳腺炎には
なりたくないもの
風邪ウィルスに強い体を作りましょう
子どもの離乳食だけでなく
ママ自身のお食事も気を使ってほしいと思います
フライパンにキノコとキャベツをたくさん敷いて
その上にサーモンとかメカジキをおいて
塩麹をさっとかけた蒸し煮は美味しい。
ヨーグルトと甘酒をまぜて
フルーツやコーンフレークにかけるのも美味しい。
さらに、おすすめはお散歩!
柔らかなお日様にあたると
体の中からビタミンDを生成します。
私たちの体は、思っている以上に強いんですよ。
冬を元気に乗り切りましょうね。