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指しゃぶり

· 授乳,お産

苦しく大変なお産でした!

あきらめない粘り強さ、

どんなアドバイスにも「はいっ」と返事をして取り組む素直さ、

動いて、食べて、休んで、また動いて産みました。

生まれる間際に少しだけ、母子ともに苦しそうな瞬間がありましたが

スクワットの姿勢で力強く、短時間で産んだので、

無傷で生まれました。

なかなか赤ちゃんが下降しなかった理由は

臍帯を自分の左脇の下に挟んでいたことと

その左の手が頬あたりに位置していたからだと推測されます。

たぶん、お腹の中でずっと左指をしゃぶっていて

生まれる時にも不安でしゃぶり続けていたのでしょうか。

助産所の自然分娩は

おっぱいが出ていようがいなかろうが

産後直ぐから、直接哺乳の練習が始まります。

お母さんのおっぱいに直接授乳できるよう、根気強く手伝います。

ほとんどの赤ちゃんは、生まれて直ぐは上手におっぱいに吸い付きます。

左で1時間、右で1時間、たっぷりしっかり吸うことができれば

その後、24時間寝続けていても、次に目が覚めた時から

自然に上手に吸いつくことができるのです。

産後2時間のゴールデンタイム

寝ているお母さんのわきで赤ちゃんの姿勢に注意しながら

つきっきりで授乳を手伝います。

今回、赤ちゃんは出生直後の啼泣も良好で、活気もあり

最初から音を立てて上手に自分の指を吸っていました。

ところがおっぱいに口を近づけると

上手に開けるものの乳首に吸い付かないのです。

自宅に帰ってもしばらくは

自分の指や唇を吸うことに夢中で楽しそう。

お母さんの乳首には関心を示しません。

空腹で、飢餓状態になれば

大きく口を開けて吸い付くこともしばしばあるので

2日間は待ちましたが、さすがに体重減少と脱水を心配し、

カップでミルクを足すことにしました。

そのうち、お母さんの乳首からポタポタ母乳がこぼれるほど出始めると

さすがに美味しいものには目がない赤ちゃん

舌で味を確かめ、吸い付くと出てくる母乳に味をしめて

5日目でようやく母乳育児が確立しました。

昼も夜もつききりでお世話します

助産所で母乳が軌道に乗るのは平均3日

指しゃぶりから卒業して乳首を吸うには

いつもより少し時間がかかりました。

そういえば、以前も人差し指に吸いダコをつけて生まれた赤ちゃん

自分の人差し指が大好きで

お母さんの乳首を口に入れようとすると「がぶっ」噛んで

お母さんが「痛い~」と

赤ちゃんのご機嫌を取りながら、

こっちだよ~と授乳に苦労したこともありましたっけ。

新生児の指しゃぶり

赤ちゃんがお腹の中にいる時からのおっぱいを吸う練習だと

私たちは理解していましたが、

自分の指で練習をしすぎると、お母さんのおっぱいを吸うときに

少々苦労するので、ほどほどの練習でいいのになぁ